つくばホスピタリストの奮闘記!

筑波大学附属病院 病院総合内科に所属する専攻医によるブログです。まだ創設間もない病院総合内科での活動を発信していきます!!

お得に日本内科学会総会に参加できる件 (後期研修医まで)

みなさん、こんにちは。Itoです。有給消化をサボりまくった結果 (この1年間は以前と違って有給を取得しないといけないほど体調を大きく崩すことがなかった)、3月にまとめて有給休暇を取得する羽目になりましたが、無事すべて消化することができました。少し崩れ気味だった体調も有給でしっかりと休むことで回復させることができました。そろそろ年度初めを迎え、日本は春の学会シーズンですね。この週末は日本循環器学会が開催されているようです。

 

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晴れた日に外でお弁当を食べるのも悪くない!

 

コロナ禍でオンライン中心だった学会も、最近はライブの要素が復活しつつあるようです。ここでItoが学生さんや研修医の先生に伝えたいことのひとつとして、積極的に学会に出なさい、というものがあります。確かに、わざわざ学会に出なくても、自宅で論文を読み漁っていれば十分すぎるほどの知識を手に入れることができます。ただ、論文はちょっとした事柄にも論拠を求めることがあって、大雑把に全体像を俯瞰するには向いていないことがあるんですよね。著者目線で「書きたいけど (根拠を揃え切れないために) 書けないこと」って結構あるんです。対照的に、学会では基本的に口頭で知識が語られるので、各先生の解釈モデルを聞くことができて、頭が整理される良さがあります。偉い先生方のレクチャーを聞いていると時々胡散臭いなと感じるのですが、論文とは違った良さがあるので、定期的に学会に参加するのも意義深いかと思っています。

 

とはいっても、学会参加費は高い高すぎる筑波大学附属病院の場合は学会関連費として年間3万円から5万円くらい出していただけるのですが、それでも診療科によっては足りないことがある (特に外科系は複数の学会所属が当たり前ですよね)。高すぎる日本の学会参加費が、研修医の先生方の学びの妨げになっている現状は大問題です。参考までに、感染症分野最大の祭典であるID Week (米国) はオンラインでよければ1万円弱で参加できます。逆に学生さんは基本的に無料なので、アドバンテージを生かしてどんどん学会に参加してもらった方がいいと思います。学会の講演内容をほとんど理解できないと思いますが、早いうちから一流に触れて、どうすれば自分がこれを越えることができるか逆算して、日頃のトレーニングに取り入れていくべきです。

 

さて、内科学会総会も4月に開催されます。ここで研修医の先生方に是非知っておいていただきたいことがあります。日本内科学会総会には、数年前から「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ」というセッションが付随しているのですが、こちらは参加費が一切かかりません。Excitingな症例検討会「実践内科塾」が毎年開催されることもあって、参加申し込みしておくことを強くお勧めします。それと、2021年度は叶いませんでしたが、2022年度の「ことはじめ」には病院総合内科から学生さんか、初期研修医の先生に演題を出してもらおうかなとも考えています (学会ネタの捻出は、症例数の多い病院総合内科なら容易です)。Itoの学会デビューが2018年に京都で開催された「ことはじめ」だったこともあって、少しばかり思い入れがあるのです。

 

ちなみに、実はこの「ことはじめ」に参加申し込みすると、後期研修医まで限定ではありますが、日本内科学会総会そのものへの参加費が免除になります (日内会誌 第110巻 臨時増刊号 p.23)。ちょっとした裏技ですね。というわけで、学生・研修医の皆様、貴重な学問の機会をどうか無駄にすることのないように。