YouTuber義勇軍からIn Shotを教わってもらってからというもの、スマホ内に撮りためてきた動画を使って動画編集の練習をしていたのだが、大変なことに気がついてしまった。「自分が作る教育動画ってスマホじゃなくてパソコンで作る予定だから、このままだとマズいんじゃね?」—— そう、仮にIn Shotを使いこなせたとしても、動画の材料をスマホとパソコンとの間でやりとりしていたら時間もメモリも足りなくなってしまうという問題点に気がついてしまったのであった。そういうわけで、義勇軍の助けを乞うことにした。
ワシ「In Shot的なことをパソコンでやるにはどうしたらええかのぅ?」
義A「パソコンはWindows派? Mac派?」
ワシ「永遠のWindows派っす」
義B「AviUtlの一択でしょ」
義A「ガチ勢向けだけどAviUtlかな、他にはフォトでもできるかも」
ワシ「ほほう、ではフォトを……」
義A&B「いやいや、AviUtlにしときなさい」
ワシ「この……アヴィ、ユーなんとか? 見た目えぐくない? 怖いんだけど」
義B「シノゴノ言わずに慣れるべし!」
ワシ「え”ぇぇぇぇー」
というわけで、YouTubeにアップロードされているこれまでの動画を参考にしながら試してみるのだが、その時のメイキングがこちら。言うまでもなく、動画編集をやったことがないワタシの頭にはカオスの大濁流が押し寄せているのだッ……! そもそも原始人が同時に3つも4つも同時にウィンドウを開くのって相当な高度技術のような気がするのだが、大丈夫なのかこれ?
おまけにAviUtlはデフォルト設定のままだと、パワーポイントから抽出したmp4ファイルを読み込めないという大問題に気がついた! そこで義勇軍にまた助けを乞うことにしたのだった。
ワシ「せっかく撮影したパワポ読めないじゃねぇか!」
義C「デフォルト設定だと読めないよん」
ワシ「ワシの撮る動画の8割以上はパワポなのだ! どうにかしてくれなのだ」
義C「このL-SMASHを使うがよい」
ワシ「える……すまっしゅ? とは何ぞや」
義C「AviUtlを魔改造する」
ワシ「え”。途端に胡散臭くなってきたけど、これ大丈夫なの?」
義C「みんなやっているから大丈夫」
それで、AviUtlを自称(?)専門家の人たちに助けてもらいながら魔改造した結果、晴れてパワポで作ったmp4ファイルを編集できるようになりましたとさ。ところが、一難去ってまた一難。字幕を入れるのがメチャクチャ面倒くさいことに気がついてしまった。いちいち何を喋っているかを確認して、タイミングを微調整して字幕を入れないといけないのだが、たった2分の動画でもこれをやるのが苦痛でしょうがない。
義B「今度はどうした」
ワシ「字幕つけるのが……面倒くさい」(泣)
義B「面倒だよな」
ワシ「うん、しんどい」
義B「……」
ワシ「……え、まさかの根性ゲー?」
義B「うん」
ワシ「ぴえん」(泣)
義B「まぁ、ちょっと待て、最近はAIが発達しているから」
ワシ「あーてぃふぃしゃる・いんてりじぇんすってやつだよね?」
義B「そう、えー・あい」
ワシ「で、その『えー・あい』がどうしたんじゃ」
義B「AIが勝手に動画を解析して字幕をつけてくれる」
ワシ「ん? んんっ?? そんないいものがあるの!?」
義B「Vrew使う」
ワシ「ぶりゅう。」
義B「とりあえず、ダウンロードしなよ。無料だから」
ワシ「さっきアヴィなんとかとか、エルなんとかとか入れたばっかなのに……」
義B「YouTuberへの道は険しいぞー」
ワシ「ぴえん」(泣)
Vrewを使ってみたところ、みるみるうちに字幕が挿入されていくではないか! ところどころ間違っているのだが、微修正も簡単にできるところに感動、拍手喝采なのだ!
ワシ「勝手に字幕が入っていっとる!」
義B「21世紀へようこそ」
ワシ「ついにワシにも『えー・あい』を使う時が……!」(泣)
義B(こいつの頭の中はやっぱり19世紀レベルなのか?)
前途多難なYouTuberへの道は、まだまだ続く……。
※ Vrewは月あたり動画90分相当までしか字幕を入れてくれないらしい。要注意!