つくばホスピタリストの奮闘記!

つくば市在住の感染症内科医・総合内科医によるブログ。臨床現場での雑感、感染症などの話題、日常生活について発信します。2019年は東大の感染症内科、2020~2022年は筑波大の病院総合内科に所属、2022年8月からは東京医大茨城医療センターの総合診療科で臨床助教をやっています。ここでの記載内容は個人的見解です。

吾輩のサムネイル革命

YouTuberをはじめてから約4か月になる。マニアックな内容ばかりを扱っているせいでなかなか視聴数は伸びないものの、チャンネル登録者数は240名くらい。扱っている内容の専門性の高さを考えれば、そこそこ善戦している方かもしれない。ちょうど時期を同じくして、感染症内科医のYouTuberが激増しているという問題はあるが、彼らとは幸いにして内容もキャラも被っていないので、その点も問題なしだろう。もっとも、週3回更新はなかなかハードだし、意外と視聴者も追いつけていないらしいので、こちらは週2回更新でも十分な気がしているけれど。

 

なんにせよ、チャンネル登録者数は今後ゆっくり伸びていけばいい。ただ、同時に企業案件を引き受ける機会が増えたのは非常に嬉しい。いくつかの企業からオリジナル・コンテンツの作成をご依頼していただいているのである。チャンネル登録者数が少なくても、内容を吟味して判断していただけたのは本当に有難いことである。無名の時から大切にしてくれたパートナーを厚くもてなすのが吾輩の流儀。取引先を裏切らないような質の高いコンテンツをお届けしたい。

 

ところで企業にコンテンツを売るということは、その企業が儲かるよう工夫を凝らすのも当然の義務である。これまでもコンテンツ作成を自分なりに工夫してやってきたが、もうワンランクだけレベルアップさせるよう努めなければならない。そこで、改めて勉強することにした。サムネイルのデザインについて。最近は土浦駅前の図書館によく通っているが、『「伝わる」デザインの考え方』(ナツメ社)と『懐かしくて新しいレトロスタイルデザイン』(PIE社)を借りてきた。自分のコンテンツの視聴者は20歳から60歳までで二峰性の分布になっているようで、両方の心を掴めるデザインを考えた時に「古き良き昭和」「古き良きアメリカ」みたいなものが良いのかなと考えたわけだ。高島屋にちょっと名残が残っているような、あんな感じ。

 

お勉強タイム!(美術)

 

両書籍を熟読して、いくつかデザインを白紙に描き殴りながら、どんなデザインなら心を掴めるものか、真剣に検討してみた。そして、数時間かけてサムネイルを作成してみた。わざと縁取りに染みを入れてみたり、文字色が単純な色使いにならないようずらしてみたり、インベーダーゲームを彷彿とさせるレトロな図版を使ってみたり。試行錯誤の結果、出来上がったのが「免疫不全のレッスン」のサムネイルである。そして、このコンテンツは某企業のもとで先行公開を予定している(時間が経てばYouTubeにもアップされる予定ではあるが)。ちょっと地味かもしれないが、これくらいが恐らくは丁度よいのだ。あとは、その企業のHPにコンテンツが並んでいるのを見ながら微調整していこうかしら。

 

我ながらなかなか昭和な感じにできたかしら