2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
医療機関にとって、梅雨明けは専攻医向けの新歓シーズンが到来したことを意味する。筑波大学附属病院も例外ではなく、各診療科が競うように院内にポスターを貼っては新歓に力を入れてきている状況だ。某内科は某大河ドラマをパロディーにした派手なポスター…
実は最近、こっそりと心電図を学びなおしている。というのも、筑波大学附属病院の病院総合内科では循環器内科出身の指導医が患者さんの心電図を読まれていることもあって、自分はあまり真面目に心電図を読んでいなかったのだが、新しい職場は総合内科医ばか…
白血病総論 ★・MPO染色 >3%:AML(ただし、M0、M5、M7は時に <3%)・MPO染色 <3%:ALL・特異的エステラーゼ染色陽性:骨髄系M1~M4・非特異的エステラーゼ染色陽性:単球系M4・M5※ これらの染色所見の組み合わせでMの何番かを問われる・B細胞系はCD10・CD19…
医師年数が5年を越えてくると、初期研修医時代から繰り返し読んできた書籍でも「もうそろそろ手元になくても大丈夫かな」と思えてくるような医学書が増えてくる。医師の部屋は学会誌などで常に圧迫されているもので、少しずつ書籍を手放していかないと、歩く…
CYPを誘導する薬物・嗜好品・代表的なものは、リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウなどで、ステロイドユーザーにこれらの薬剤を使用する場合はステロイド増量を要することも・喫煙はCYP1A2を誘導・エタ…
日本では「大富豪の教え」と銘打った本が数多く出版されており、なんとなく2005年前後の「品格」ブームを思い出すところがあるのだが、最近『マレーシア大富豪の教え』なる本を借りて読んだ(図書館で視界に入った本を片っ端から借りて読んでいる)。この本…
総論・PAS染色はメサンギウム器質病変を検出:IgA腎症、急性糸球体腎炎、膜性増殖性糸球体腎炎、ループス腎炎・PAM染色は膜(Maku)病変を検出:膜性腎症(膜にスパイク)、膜性増殖性糸球体腎炎(膜が二重)、ループス腎炎・気道感染を契機とした血尿の鑑別…
内科専門医試験対策の一環でまとめていたノートを順次公開している。今回は感染症内科とアレルギー膠原病内科、もし間違いを見つけたら教えていただけると幸いである。なお、「風邪に抗菌薬は使わない」みたいな基本知識は全然入れていなくて、個人的に「面…
最近出版された『経営者』(新潮文庫)、気になって書店で時折立ち読みしていたのだが、たまたまつくば駅前の図書館に単行本が置いてあるのを見かけたので、借りてガッツリ、楽しく読ませていただいた。とはいっても、自分のようにバブル経済の時期を知らな…
内科専門医試験対策の一環でまとめていたノートを順次公開している。今回は神経内科、もし間違いを見つけたら教えていただけると幸いである。なお、「脳梗塞は脳の血管が血栓などで詰まって起こる」みたいな基本知識は全然入れていなくて、個人的に「面白い…
いきなり「クビ」とはなんと物騒な言葉を!と思われたかもしれないが、ちょうど所属が変わる時期なので、こういう物騒な話題をしても大丈夫だろうということで、敢えて持ち出してみた。医療機関において医者が干されることは多々あるようなのだが、「クビ」…
YouTuber義勇軍からIn Shotを教わってもらってからというもの、スマホ内に撮りためてきた動画を使って動画編集の練習をしていたのだが、大変なことに気がついてしまった。「自分が作る教育動画ってスマホじゃなくてパソコンで作る予定だから、このままだとマ…
内科専門医試験対策の一環でまとめていたノートを順次公開している。今回は呼吸器内科、もし間違いを見つけたら教えていただけると幸いである。なお、「COPDでは閉塞性換気障害を認める」みたいな基本知識は全然入れていなくて、個人的に「面白いなー」とか…
内科専門医試験前にYouTuberになるなんて言い出して、その後の内科専門医試験で凡ミスだらけの答案を仕上げてから早くも1週間。YouTuberの特訓がどうなっているのか、気になっている人もいるかと思う。というか、そもそもYouTuberって言葉がパワーワード過ぎ…
内科専門医試験対策の一環でまとめていたノートを順次公開している。今回は消化器内科、もし間違いを見つけたら教えていただけると幸いである。なお、「ノロウイルスは急性腸炎の原因となる」みたいな基本知識は全然入れていなくて、個人的に「面白いなー」…