つくばホスピタリストの奮闘記!

筑波大学附属病院 病院総合内科に所属する専攻医によるブログです。まだ創設間もない病院総合内科での活動を発信していきます!!

学問と習慣 (1/4)

医師の仕事には勉強が不可欠です。医学は日々進歩していて、5年前の常識が非常識になってしまうことも決して少なくはない。従って、知識のアップデートが常に必要になるわけですが、Itoの場合どのように勉強しているかを少しずつ紹介しようと思います。毎度のことながら偉そうなことをひけらかしていくわけです。ちなみに、和菓子の写真に深い意味はありませんが、しばらくItoの大好きな和菓子の写真もアップしていきます。ブログを色鮮やかにしたいというだけの意図でございます。

 

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つる瀬(東京都文京区湯島):「ふく梅」がお勧め

 

慣れていないと、勉強するのってかなり苦痛なものです。Itoも小学生の頃は、勉強量に応じてテレビゲーム (当時はN64) を何分やらせてもらえるという形で辛うじて (嫌々ながら) 勉強していました。勝手な想像ですが、勉強机に向かうだけでも結構な意志力を要する方は多いのではないでしょうか。

 

でも逆に考えれば、意志力を要さずに机に向かえるようになれば、割と勉強が捗ってしまうかもしれない。ここがミソとなるところで、拡大解釈してしまえば "勉強する習慣が身についてしまえばいい" ということになるわけです。

 

とはいえ、カントでもあるまいし、勉強の習慣をどのように身につければいいのか、という声が聞こえてきそうです。方法論は今後明かしていこうと思いますが、とりあえず今回は習慣化のよさを力説させていただこうと思います。まぁ根拠とかはなくて、Ito個人で上手くいっているやり方を紹介するに留めるんですけどね。

 

そもそもなんで学問しているかというと、それは「自由になるため」です (ドンッ!)。知識が増えれば増えるほど、既存の事物に囚われてしまいそうという考え方もあるとは思うのですが、成功経験や失敗経験とミックスしていくうちに、臨床現場における「裏ワザ」を開拓できて、戦略的・戦術的な自由度が増してくるんですね。創意工夫で自分の周囲を動かしていくのって結構楽しいです。

 

では学問の短期的な目標は何かというと、「昨日の自分よりも賢く」……これに尽きます。もっと言うと、昨日の自分よりも馬鹿にならなければいいくらいの軽い気持ちで構えていればいいと思っています。突発的にたくさん勉強したところで、知恵にならないどころか、嫌になって吐きます。むしろ、毎日ほんの少しでいいから賢くなって、だけどその歩みを止めないことが大切なんじゃないかなと思います [注]。塵も積もれば山となるわけです。

 

[注] 学力が短期的に飛躍することは基本的にないと思って、地道に継続性を重視して勉強するのが良いと思います。ちなみに学力が短期的に飛躍する極めて例外的なシチュエーションとして、お師匠様に師事し始めた時というのが挙げられますが、そもそもお師匠様に見出される過程である程度の学問が必要なので、結局は地道にやるしかないです。結局のところ「学問に王道なし」です。

 

Itoは大学5年生頃から現在に至るまで、英語の文献を1日3本、日本語の総論文献を1日3本、医学書を1日1章分、インプットすることを最低限のノルマにしています。自分で言うのもアレですが、勉強量としてはそこそこだと思っています (もっと凄い人いるけど)。だけど、やっていて苦痛かと言われると全くそうではなく、むしろこのノルマの達成が脅かされる状況下で苦痛を感じることの方が多いんですよね。

 

なぜそんな状況になっているかというと、それは「そういう形で習慣化してしまったから」という理由に尽きます。では、どのように習慣化したかというと、以下の通りになります。

(1)振り返りノート (高校2年生の時から現在まで)

(2)朝一番 (大学5年生の時から現在まで)

(3)バインダー法 (大学5年生の時から医師2年目まで)

 これらの方法論について、今後少しずつ解説していこうと思います (これくらいの内容であればコロナ禍の忙しさでも書けそうということで)。見てお分かりの通り、「振り返りノート」は大学受験生時代、凡人であるItoが何が何でも理Ⅲに合格するために編み出した手法です。また、「朝一番」や「バインダー法」は東大医学部在学中に教授の先生方が実践していた勉強法を真似している中で生まれた方法です。試験勉強という小手先っぽい場面から、アカデミズムの中で生き残らないといけない場面まで、(相性さえあえば) 汎用性の高い方法論だと思っておりますので、少しでも参考になれば幸いです。